2007年のブランド誕生以来、手頃な価格で上質なメイクができるとあって、幅広い世代から支持されてきた「コフレドール」。
しかし1日、6月から順次、商品の生産を終了し、在庫がなくなり次第、販売も終了することが発表されました。背景にあるのは、化粧品市場の二極化です。
百貨店などで展開されている「高価格帯」のブランドはインバウンド需要もあり、大売れ。「韓国コスメ」に代表される低価格帯の化粧品も若い世代を中心に人気を集めています。
しかし、コフレドールのような「中価格帯」の化粧品は…。
化粧品市場に詳しい 富士経済 栗田洋一郎氏
「安くても高機能な商材が増えてきたことで、中価格帯の売り上げを食っていくという状況が続いて、中価格帯の部分というのは今後もシュリンク(縮小)していき、高価格帯と低価格帯にある程度吸収されていく流れは、当面続くのではないかと我々は見ています」
カネボウを傘下におさめる花王は1月に、同じく中価格帯の「AUBE(オーブ)」の販売終了も発表していて、化粧品事業の構造改革を進めることにしています。
(「グッド!モーニング」2024年4月2日放送分より)
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