取材班が向かったのは、おしゃれで個性的な店が集まる、東京・原宿。
若者たちの間で大きな話題を呼んでいるのが、11月、常設店がオープンした中国発のファストファッションブランド「SHEIN」。
SHEINの客「圧倒的にコスパがいい。このアクセサリーは(SHEIN)で買っています」、「5個セットとかでも200円しないくらい」、「(値段が)手ごろで、デザインもおしゃれなので」
格安を武器に、若者たちの心をつかむSHEIN。
しかし、ネット上では今、あるキャラクターのパクリ疑惑が浮上している。
コンビニで限定販売されているアイス、「たべる牧場ミルク」。
ふっくらとした牛のイラストを描いた人気のデザイナーが、SHEINの商品の中に、牛のキャラクターの中にそっくりなものがあるとSNSで訴えたのだ。
SHEINの客「まんまだから、パクリ? ってなっちゃう」、「衝撃的でした。ほとんど一緒ですもんね」、「ライセンス取らずにって感じですかね。中国だなと...」
似ているといえば、SHEINの公式通販サイトでは、世界的高級ブランドそっくりのロゴを使ったカードケースも売られていた。
さらには、どこかで見たことがあるパッケージデザインの文房具や、ヒヨコのキャラクターのキーホルダーなどもある。
SHEINを利用する若者たちからは、「そういう商品は買わないように、というか選ばない。そうではない商品は、いいのではないかと...」、「本物を買えるくらいお金があったらいいけど、若い子たちはどうしても高いものが欲しいし、似てればいいかなという感じで、手を出してしまいますね」といった声が聞かれた。
150以上の国などに展開しているSHEIN。
アメリカでは、商標権侵害などの訴訟が相次いでいた。
SHEINで売られていたポロシャツ。
胸元の刺しゅうは、ラルフローレンとうり二つのように見える。
街の人「絶対にラルフローレンのコピーね。これはシーインでしょ。彼らは多くの偽物を作っているわ」、「刺しゅうが整ってないし細かくない。(本物は)馬の脚が真っすぐのはずなのに、シーインは曲がっている。ジョッキーの頭やヘルメットがない」
さらにSHEINは、シューズブランド・ドクターマーチンや、アパレルブランド・ステューシーなど、名だたる有名ブランドと商標権侵害などで裁判沙汰となり、その後、和解している。
SHEIN JAPANは、「キャラクターを模倣された」と訴えたデザイナーに対し、「ご指摘いただいた内容をとても重視しており、現在、調査を進めています」とSNS上で返信している。
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